四国八十八ヶ所 ・ 香川県(讃岐・涅槃の道場)
第68番 七宝山 神恵院 神恵院
本堂は2002年に新しく建立されました。コンクリート打ちっぱなしに白木を組み合わせた近代的な造りです 御本尊は阿弥陀如来です。 香川県・讃岐の第68番札所です。

神恵院
本尊阿弥陀如来
おん あみりた ていぜい からうん
御詠歌笛の音も松吹く風も琴弾くも 歌うも舞うも法の声々
香川県・讃岐涅槃の道場真言宗大覚寺派
はじめての方へ|この記事に出てくる言葉
- 本尊
- そのお寺がいちばん大切におまつりする、中心の仏さま。
- 御真言
- 本尊に呼びかける、サンスクリットに由来する短い聖なる言葉。
- 御詠歌
- その札所をたたえ、巡る心をうたった和歌。
- 縁起
- そのお寺の始まりや、いわれを伝える言い伝え。
- 札所
- お参りするお寺のこと。四国遍路では四国八十八ヶ所をめぐる。
- 大師堂
- 弘法大師(お大師さま)をおまつりするお堂。本堂とあわせてお参りする。
- 奥の院
- 札所の近くにある、もう一つの聖地。旧境内や、大師が修行したと伝わる岩や滝など。
- 結願
- 八十八ヶ所すべてを巡り終えること。「満願」ともいう。
- 四つの道場
- 四国の四県を、心の旅の四段階になぞらえた呼び名。阿波=発心、土佐=修行、伊予=菩提、讃岐=涅槃。
八十八ヶ所のなかの位置
八十八ヶ所の道のりで、第68番は 香川県(讃岐・涅槃の道場)にあります。阿波23・土佐16・伊予26・讃岐23ヶ寺のうち、全体では68番目です。

所在地〒768-0061 香川県観音寺市八幡町1-2-7
前後の札所前の第67番大興寺から約11km。次の第69番観音寺へ約0km。
この寺の成り立ち
縁起と歴史
六十八番・神恵院も六十九番・観音寺も、琴弾公園内にある琴弾山の中腹にあります。2つの札所が同じ境内に並ぶ、珍しい霊場です。開基したのは法相宗の高僧・日証上人といわれています。日証上人は大宝3年(703)にこの地で修行中、宇佐八幡宮のお告げを受け、はるか沖の海上で神船と琴を見つけました。これを琴弾山に引き上げ、「琴弾八幡宮」を建立して祀ります。このとき神宮寺として建てられた寺が、起源とされています。その後、大同2年(807)に弘法大師が琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来を描いて本尊として祀り、のちに院号を「神恵院」と定め、六十八番霊場としました。明治初年の神仏分離令により、八幡宮は琴弾神社と神恵院に分けられ、神恵院は麓の観音寺境内へ移ります。同時に、八幡宮に安置されていた阿弥陀如来像も西金堂へ移されました。以降、神恵院は西金堂(2002年に新築)を本堂とし、阿弥陀如来像を本尊として今に至っています。
おもな歴史
- 大同2年(807)、弘法大師が琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来を描いて本尊として祀り、のちに院号を「神恵院」と定め、六十八番霊場としました。
- 明治初年の神仏分離令により、八幡宮は琴弾神社と神恵院に分けられ、神恵院は麓の観音寺境内へ移りました。
お参りの前に
見どころ・伽藍
この札所の見どころ
- 本堂2002年に新しく建立されました。コンクリート打ちっぱなしに白木を組み合わせた近代的な造りです。
- 大同2年(807)、弘法大師が琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来を描いて本尊として祀り、のちに院号を「神恵院」と定め、六十八番霊場としました。
- 以降、神恵院は西金堂(2002年に新築)を本堂とし、阿弥陀如来像を本尊として今に至っています。
- 本堂2002年に新しく建立されました。コンクリート打ちっぱなしに白木を組み合わせた近代的な造りです。
- 宝物館「釈迦涅槃像」や「琴弾八幡本地仏像図」「琴弾宮絵縁起図」など、国の重要文化財に指定された寺宝を数多く納めています。これらは2月15日と4月8日に拝観できます。
伽藍・主要堂宇
- 本堂:2002年に新しく建立されました。コンクリート打ちっぱなしに白木を組み合わせた近代的な造りです。
- 宝物館:「釈迦涅槃像」や「琴弾八幡本地仏像図」「琴弾宮絵縁起図」など、国の重要文化財に指定された寺宝を数多く納めています。これらは2月15日と4月8日に拝観できます。
- 巍巍園:山の斜面や岩石、流水を巧みに生かした回遊式庭園です。第45世大政大僧正道尊和上が造ったといわれます。昭和51年の土砂災害で大部分を失いましたが、春にはツツジが美しく咲くことで知られます。
- 同時に、八幡宮に安置されていた阿弥陀如来像も西金堂へ移されました。
- 以降、神恵院は西金堂(2002年に新築)を本堂とし、阿弥陀如来像を本尊として今に至っています。
奥の院・霊跡
- 大宝3年(703)、この地で修行中の日証上人が宇佐八幡宮のお告げを受け、海上で神船と琴を見つけたと伝わります(琴弾八幡の由来)。
- 巍巍園は、岩石と流水を生かした回遊式庭園として境内に整えられています。
- 隣接する第69番観音寺と一体となり、琴弾平野の霊場を形づくります。神輿・神楽の伝統が、神仏習合の名残として残るとされます。
- 宝物館には、釈迦涅槃像や琴弾宮絵縁起図など、国指定重要文化財を収めています。
文化財・寺宝
- OUV特記:琴弾八幡・琴弾公園と一体。
伝わるもの
信仰と物語
御本尊と信仰
- 本尊は阿弥陀如来です。御詠歌は、笛の音も松を吹く風の音も、琴を弾く音も、歌う声も舞う姿も、そのすべてがそのまま仏法を説く声々である、と詠みます。
- 真言は「おん あみりた ていぜい からうん」です。
- 宝号は南無大師遍照金剛です。
伝説・説話
- 縁起に含まれる伝承は、『〜と伝わる』の語り口で扱う。
- 縁起に含まれる伝承は、『〜と伝わる』の語り口で扱う。
文学・和歌
- 御詠歌「笛の音も松吹く風も琴弾くも 歌うも舞うも法の声々」。
- 御詠歌は四国霊場会の札所案内や納経帳などで広く知られ、巡礼の道中で唱えられます。
ゆかりの人物
- 開基は日証上人と伝わります。
- 大同2年(807)、弘法大師が琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来を描いて本尊として祀り、のちに院号を「神恵院」と定め、六十八番霊場としました。
訪ねる方へ
参拝の手引き
年中行事
- 縁日:1月16日、8月16日
- 護摩供養:毎月8日、27日(10:00〜)
参拝の実際
- 駐車場:あり
- 電話:0875-25-3871
- 納経時間や拝観料は、季節や行事で変わる場合があります。参拝前に電話または公式で確認することをおすすめします。
周辺・遍路道
- 前の第67番大興寺から約11km。次の第69番観音寺へ約0km。
- 大野原インターチェンジから、高松市内向きに国道11号線・県道8号線へ進みます。JR予讃線の踏切を越えて直進し、財田川を渡ると、琴弾山の麓に駐車場があります。
アクセス
- 〒768-0061 香川県観音寺市八幡町1-2-7
この記事の拠りどころ
出典
本文の確認に用いた公開資料と、札所別研究記録に記載された書誌情報です。公開本文のURLを確認できた資料はリンクし、書誌情報のみ確認できたものはその旨を明記しています。
第68番 七宝山 神恵院 神恵院|(一社)四国八十八ヶ所霊場会(公式霊場案内)
遍路案内資料(shikoku88-6869.com)
『四国八十八ヶ所霊場先達教典』((一社)四国八十八ヶ所霊場会編・2006年|書誌情報)
宮﨑建樹『四国遍路ひとり歩き同行二人 解説編』第8版(へんろみち保存協力会・2017年|国立国会図書館書誌)
上野進「四国遍路と札所寺院―香川県の札所寺院調査から―」(『四国遍路と世界の巡礼』5・2020年|愛媛大学リポジトリ)
四国遍路総合研究(霊場資料学)(科学研究費助成事業 KAKEN23K20107|研究課題・成果一覧)
『神恵院・観音寺調査報告書』(札所別研究記録に記載された書誌情報(公開本文のURLは未確認))


