読みもの

開経偈。お経の扉をひらく四句の、千年の旅

お遍路の札所で、般若心経の直前に唱える短いがあります。開経偈かいきょうげ。わずか28文字のこの偈を、日本中で、毎日、数えきれない人が唱えています。ところが「誰が、いつ作ったのか」と問われると、確かな答えを言える人はほとんどいません。この記事では、四句の意味をゆっくり味わったうえで、漢訳大蔵経からパーリ語・サンスクリット語・チベット語の原典までを横断する全文調査で、その来歴の謎を追いかけます。

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