第78番 仏光山 広徳院 郷照寺

郷照寺
本尊阿弥陀如来
おん あみりた ていぜい からうん
御詠歌踊り跳ね念仏申す道場寺 拍子を揃え鉦を打つなり
はじめての方へ|この記事に出てくる言葉
- 本尊
- そのお寺がいちばん大切におまつりする、中心の仏さま。
- 御真言
- 本尊に呼びかける、サンスクリットに由来する短い聖なる言葉。
- 御詠歌
- その札所をたたえ、巡る心をうたった和歌。
- 縁起
- そのお寺の始まりや、いわれを伝える言い伝え。
- 札所
- お参りするお寺のこと。四国遍路では四国八十八ヶ所をめぐる。
- 大師堂
- 弘法大師(お大師さま)をおまつりするお堂。本堂とあわせてお参りする。
- 奥の院
- 札所の近くにある、もう一つの聖地。旧境内や、大師が修行したと伝わる岩や滝など。
- 結願
- 八十八ヶ所すべてを巡り終えること。「満願」ともいう。
- 四つの道場
- 四国の四県を、心の旅の四段階になぞらえた呼び名。阿波=発心、土佐=修行、伊予=菩提、讃岐=涅槃。
八十八ヶ所のなかの位置
八十八ヶ所の道のりで、第78番は 香川県(讃岐・涅槃の道場)にあります。阿波23・土佐16・伊予26・讃岐23ヶ寺のうち、全体では78番目です。

縁起と歴史
境内からは、瀬戸内海にかかる瀬戸大橋の眺望が見事である。往時から港町として栄え、「四国の表玄関」ともいえる場所で、高僧や名僧との縁が深い霊場である。地元では「厄除うたづ大師」と呼ばれ、四国霊場で唯一の「時宗」の霊場でもある。縁起によると、郷照寺は神亀2年、行基菩薩によって開創された。行基菩薩は55センチほどの阿弥陀如来像を彫造して本尊として安置し、「仏光山・道場寺」と称した。御詠歌に「道場寺」と詠まれているのも、その名残である。その後、大同2年(807)に弘法大師が訪れ、仏法有縁の地であると感得し、大師自身の像を彫造して厄除けの誓願をされた。この木造の大師像は、「厄除うたづ大師」としていまも広く信仰されている。京都・醍醐寺の開山として知られる理源大師(聖宝・832〜909)が、この寺に籠山して修行したのは仁寿年間(851〜54)とされる。また、浄土教の理論的基礎を築いた恵心僧都(源信・942〜1017)が霊告を受けて釈迦如来の絵を奉納し、釈迦堂を建立したのは寛和年間(985〜87)とされる。さらに仁治4年(1243)には、『南海流浪記』の著者であり中院流の祖でもある高野山の道範阿闇梨が配流となったとき、この寺を仮寓とした。「時宗」の開祖・一遍上人(1239〜89)は、正応元年(1288)に逗留し、易行・浄土教の教えを広めた。こうして真言・時宗の2教の法門が伝わり、八十八ヶ所の中でも特異な霊場となって、今日も真言三密の教えと浄土易行の教えが脈々と伝わっている。
- 神亀2年、行基菩薩によって開創された。
- 大同2年(807)に弘法大師が訪れ、仏法有縁の地であると感得し、大師自身の像を彫造して厄除けの誓願をされた。
見どころ・伽藍
- 庚申堂「庚申信仰」を伝えるお堂。本尊には6本の手をもつ青面金剛が祀られ、病魔を除く霊験が伝わる。
- 行基菩薩は55センチほどの阿弥陀如来像を彫造して本尊として安置し、「仏光山・道場寺」と称した。
- 時宗の古刹時宗の開基に関わる遺構を伝える。
- 三豊海岸の札所瀬戸内の風景とともに参拝する。
- 庚申堂「庚申信仰」を伝えるお堂。本尊には6本の手をもつ青面金剛が祀られ、病魔を除く霊験が伝わる。
- 庚申堂:「庚申信仰」を伝えるお堂。本尊には6本の手をもつ青面金剛が祀られ、病魔を除く霊験が伝わる。
- 観賞式庭園と、境内から臨む瀬戸大橋の眺望。
- 京都・醍醐寺の開山として知られる理源大師(聖宝・832〜909)が、この寺に籠山して修行したのは仁寿年間(851〜54)とされる。また、浄土教の理論的基礎を築いた恵心僧都(源信・942〜1017)が霊告を受けて釈迦如来の絵を奉納し、釈迦堂を建立したのは寛和年間(985〜87)とされる。
- 「時宗」の開祖・一遍上人(1239〜89)は、正応元年(1288)に逗留し、易行・浄土教の教えを広めた。こうして真言・時宗の2教の法門が伝わり、八十八ヶ所の中でも特異な霊場となって、今日も真言三密の教えと浄土易行の教えが脈々と伝わっている。
- 京都・醍醐寺の開山として知られる理源大師(聖宝・832〜909)が、この寺に籠山して修行したのは仁寿年間(851〜54)とされる。また、浄土教の理論的基礎を築いた恵心僧都(源信・942〜1017)が霊告を受けて釈迦如来の絵を奉納し、釈迦堂を建立したのは寛和年間(985〜87)とされる。
- 弘法大師がこの地で虚空蔵菩薩の霊験を得たと伝わる。
- OUV特記:時宗(多宗派性の例)。古い町並み
信仰と物語
- 本尊は阿弥陀如来。踊り跳ねながら念仏を唱えるこの道場寺で、皆が拍子をそろえて鉦を打ち鳴らしている。阿弥陀如来をたたえる念仏の声が響く。
- 真言は「おん あみりた ていぜい からうん」。
- 宝号は南無阿弥陀仏。
- 縁起に含まれる伝承事項は『〜と伝わる』の語り口で扱うこと。
- 縁起に含まれる伝承は『〜と伝わる』の語り口で扱うこと。
- 御詠歌「踊り跳ね念仏申す道場寺 拍子を揃え鉦を打つなり」
- 御詠歌は四国霊場会の札所案内や納経帳などで広く流通し、巡礼の道中で唱えられる。
- 開基は行基菩薩と伝わる。
- 縁起によると、郷照寺は神亀2年、行基菩薩によって開創された。
- 行基菩薩は55センチほどの阿弥陀如来像を彫造して本尊として安置し、「仏光山・道場寺」と称した。
- その後、大同2年(807)に弘法大師が訪れ、仏法有縁の地であると感得し、大師自身の像を彫造して厄除けの誓願をされた。
参拝の手引き
- 年中行事は霊場会公式サイトを参照。
- 駐車場:あり(普通車無料・大型バス有料)
- 電話:0877-49-0710
- 納経時間や拝観料は、季節・行事で変わる場合がある。参拝前に電話または公式での確認を推奨。
- 前の第77番道隆寺から約7.9km。次の第79番天皇寺へ約8.5km。
- OUV所在地:宇多津町
- 〒769-0210 香川県綾歌郡宇多津町1435
出典
本文の確認に用いた公開資料と、札所別研究記録に記載された書誌情報です。公開本文のURLを確認できた資料はリンクし、書誌情報のみ確認できたものはその旨を明記しています。


