露地の偈

七月十五日。釈尊は屋外に座を設け、阿難へ「すぐに揵椎けんちを撃ちなさい」と告げました。揵椎は、僧を集めるための鳴り物です。阿難は講堂へ上り、それを手にして八句の偈を唱えます。これが露地のろじのげです。後に道宣は全八句を「聞鐘偈もんしょうげ」と呼びました。打つ人だけでなく、音を聞いた大衆が唱える偈として伝わります。