四国八十八ヶ所で大切な方を供養しよう
今年もお盆の季節がやってきましたね。お盆は、亡くなった人が一年に一度おうち時間を楽しみにやってくる特別な期間です。家族が揃ってご先祖さまをお迎えし、懇ろにもてなして、16日にお見送り(日付は地域の風習によって異なる場合があります)。かつては日本中で行われていた行事ですが、現在、家族・家のあり方が変化したことによって、自然とお盆のあり方も変わってきました。
特に近年は新型コロナウィルス感染症Covid-19の脅威によって移動しづらい状況に。「実家に帰省できない」「本当はお墓参りしたいのに戻れない」等、お寺にいるといろんなお声を頂戴します。
そこで平等寺では、令和2年度よりリモートでのご先祖さまの供養を行っています。画面を通じて、祈りの時間を共有することができます。このような形でもご先祖さまをお祈りしたい、供養したい、拝みたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひお申し込みください。
供養の期間は一週間。8月10日の朝勤行からはじまって、毎日6時の朝勤行、16時の夕勤行、20時の施餓鬼会にて16日まで読み上げ供養したします。
回向の証や木札、卒塔婆供養もオンラインでお申込できます。開眼並びに1週間のあいだ供養した後、8月17日以降に発送させていただきますので、お手元に届きましたら大切にお祀りください。
お盆の供養は以下のような形で進みます
お盆の供養は以下のような形で進みます
ご先祖さまのことを思い、供養する期間
お盆は、盂蘭盆会(うらぼんえ)という仏教儀式の通称です。昔のインドの偉いお坊さんでありました目連(もくれん、モッガラーナ)さまが、自分の亡き母の供養のために行った儀式がお盆でした。
その後、仏教がインド→中国→日本と渡ってくる中で、日本では、8/13〜8/16までの間、ご先祖さまがおうちに戻ってくる期間として信仰されるようになります。
「盆と正月が一緒に来たよう」というような成句ができるほど伝統行事として定着しておりましたが、家族や家の概念の変化によって、次第に「今年は帰省しない」という声が聞こえるようになってきました。
また、新型コロナウィルス感染症Covid-19の脅威によって、「帰省たくてもできない」、「お墓参りしたいのにできない」という状況になっております。
このような状況を受けて、平等寺ではリモートでのお盆供養を行うことと致しました。
本来であれば日本の伝統に則って家族揃ってご先祖さまをお迎えし、おもてなしし、お見送りすべきところですが、近年はもはやそのような状況ではないご家庭が大勢を占めていると推察いたします。
それに加えてCovid-19が感染拡大中の昨今、従来どおりのお盆行事だけでは皆さまの「ご先祖さまを供養したい」というお気持ちにお応えできないと判断し、本年よりお盆供養をリモートでも受け付けることと致しました。
供養の方法は本ページの上部にある通りで、8/10の護摩にてお迎えの後、1日3回の読み上げ供養を1週間、合計21回の読み上げ供養を行い、8/16夜の護摩にてお見送りすることとなっております。
朝夕の勤行の後には住職の法話もございますので、ぜひそれらをライブ配信にて体験しながら、皆さまお一人お一人のご先祖さまを供養する大切な期間としてお盆をお過ごしいただければ幸いです。