田植えから始める、本物のしめ縄づくり
平等寺の境内で育てた稲から、霊水で清めたワラを作り、
心を込めてしめ縄を編む——
「一からしめ縄プロジェクト」は、平等寺の門前にある田んぼで稲を育て、 そのワラを使ってしめ縄やお守りを作る取り組みです。
現代では、しめ縄の多くが既製品や輸入品で作られていますが、 私たちは「本物のしめ縄」を届けたいという想いから、田植えから収穫、ワラの処理、しめ縄作り、ご祈祷まで、 すべての工程を平等寺で行っています。
特にワラは、弘法大師空海が掘り当てたと伝わる「白水の井戸」の霊水で清められ、四国八十八ヶ所第二十二番札所の護摩祈祷で祈願されています。

毎年5月、平等寺門前にある田んぼで田植えを行います。 檀家さまや信徒さま、地域の方々と一緒に、一株一株丁寧に植えていきます。
田植えは単なる農作業ではなく、稲の神様への感謝と豊作への祈りを込めた神聖な行事です。 泥に足を入れ、土と水の感触を肌で感じながら、自然の恵みに感謝する時間となっています。

植えられた稲は、夏の太陽の光を浴びてすくすくと成長します。 水の管理や草取りなど、日々の世話を檀家さまとともに行い、 黄金色の稲穂が実るのを見守ります。
この成長期間は、仏さまのお力と自然の恵みを感じる大切な時間です。 毎日の托鉢の際にも、稲の成長を見守り、感謝の気持ちを新たにしています。

秋、黄金色に実った稲を、檀家さまや参拝者の皆さまと一緒に収穫します。 機械を使わず、一束ずつ手作業で刈り取ることで、 稲に感謝の気持ちを込めながら収穫しています。
刈り取った稲は束にして、境内で天日干しにします。 「はさ掛け」と呼ばれる伝統的な方法で、 太陽の光と風でゆっくりと乾燥させることで、 ワラの香りや風合いが良くなります。
機械で刈り取ると、ワラが傷んでしめ縄には使えなくなってしまいます。 しめ縄用のワラは、根元から丁寧に手刈りすることで、 長くてしなやかな上質なワラが得られます。

乾燥した稲束から、しめ縄に使えるワラを一本一本選別していきます。 色が良く、傷のない、まっすぐなワラだけを選び出します。
選別したワラは、袴(はかま)と呼ばれる葉の部分を取り除き、 芯の部分だけにします。この作業は根気のいる手仕事ですが、 しめ縄の美しさを左右する大切な工程です。

選別したワラは、弘法大師空海が掘り当てたと伝わる 「白水の井戸」の霊水で清めます。 この霊水は万病に効くと言われ、 お遍路さんに古くから親しまれています。

霊水で清められたワラは、太陽の下で再び乾燥させます。 この「清め」の工程を経ることで、ワラは単なる植物から 神聖なしめ縄の素材へと生まれ変わります。
平等寺の山号「白水山」の由来となった井戸です。 弘法大師が杖で地面を突くと白い水が湧き出たという伝説があり、 1200年以上経った今も清らかな水が湧き続けています。

霊水で清めたワラを使って、いよいよしめ縄を編んでいきます。 すべて手作業で、熟練の技術を持つ師範や檀家さまが協力して作ります。

ワラを三つ撚りにして縄を作り、それを組み合わせて 「輪円」「8」「88」といった形に仕上げます。 縁起物の鶴亀の水引きも、一つ一つ手作りで添えています。

こうして、田植えから約7ヶ月をかけて、 一からしめ縄が完成します。 機械を一切使わない、すべて手作業のしめ縄です。

完成したしめ縄やお守りは、元旦からの新春護摩祈祷でお祈りします。 四国八十八ヶ所第二十二番札所である平等寺の本堂で、 皆さまの一年の無病息災・家内安全を願います。
護摩の炎は煩悩を焼き尽くし、願いを仏さまに届けるとされています。 この祈りを込めて、皆さまのもとへしめ縄をお届けしています。
真言密教の代表的な修法の一つ。護摩壇で火をあげ、 護摩木や供物を投じながら真言を唱えることで、 煩悩を焼き尽くし、願いを仏さまにお届けします。

平等寺の執行長。一からしめ縄プロジェクトの総監督として、 すべての工程を監督しています。

田植えやしめ縄作りの熟練技術を持つ師範。 田植え稲刈りからワラの編み方まで、伝統の技を次世代に伝えています。
田植えから収穫、しめ縄作りまで、多くのオンライン参拝者や檀家さま・信徒さまにご参加いただいています。
一から育て、霊水で清めたワラを使った商品をご紹介します
新年を迎えるお正月飾りとして、玄関やお部屋に飾っていただけます。 3種類のデザインをご用意しています。

仏さまの功徳が集まる曼荼羅をイメージ
3,800円〜

∞で末広がりの八の字
5,800円〜

四国八十八ヶ所の88型
8,800円〜
霊水で清めたワラを使った、足腰健全のお守りです。 草履(わらじ)の形をしたお守りで、足腰の健康を願います。

「わらじ」は、旅人の足を守るものとして古くから親しまれてきました。 このお守りは、霊水で清めたワラで編んだミニチュアのわらじです。
※ わらじ守りは護摩祈祷で祈願した後、郵送でお届けします
霊水で清めたワラを「8」の形に編んだ、開運招福のお守りです。

「8」は末広がりを表す縁起の良い数字。 さらに二つ合わせた「88」は、四国八十八ヶ所霊場を象徴し、 すべてのお寺を巡拝したのと同じご利益があるとされています。
歩き遍路で四国を巡った方々の健脚、 車で何度もお参りされた先達さんたちの無事故—— そうした祈りにちなみ、足腰健全・交通安全のお守りとしても親しまれています。
一組に「8」の形のお守りが2つ入っています。 ご自身で両方お持ちいただいても、大切な方と1つずつ分け合っても構いません。